記事タイトル:土産話】ニュージーランドあれこれ  その9

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お名前: 四角五角   
 うーん、壮大な風景が文面から感じられましたね。歴史探訪旅も良いけれど、こうした大自
然を行く旅も良いなー。しかし、モーニングコールが4:30というのは凶悪だな。外は真っ暗
ではないかいな?あれ、寒いのかな、この旅行した時期のNZは?

 私も最後に一言。
 「新婚旅行は大自然が一番!」メモメモ・・・・

 蛇足
 で、私へのお土産はオールブラックスのトレーナ?オイオイ

[2002年12月30日 0時32分12秒]

お名前: 甘 興覇   
 どうもでございますです、甘 興覇でございますです。

さてさて、ミルフォードサウンドからクィーンズタウンへセスナ機で戻る
ためには、日本円でひとり頭プラス15,000円ほど必要でしたが、5時間近く
バスに揺られて帰ることを考えると、40分で帰れるのも魅力的でした。

さて、私たちはミルフォードの飛行場で8人乗りの小さなセスナに乗り込み
いよいよミルフォード空中散歩の始まりです。セスナは揺られながら徐々に
高度を上げていきます。巡航高度を保ち水平飛行に移ったのはちょうどマイ
ターピークの脇をすり抜ける頃でした。上空から見るミルフォードは深く切り
立ったフィヨルドがはっきりとわかり、海上から見るものとまた別の趣があり
ました。飛行機はそのままミルフォード沿いをタスマン海まで進み、そこで
Uターンをします。
ここで私たちの期待はひとつ裏切られました。実はここからクィーンズ
タウンに戻る飛行経路にはいくつかあり、再びミルフォードを戻りアーサー川
沿いを飛んでくれると、フィヨルドランドの奇観のひとつ、クィル湖とサザー
ランド滝が見られるのです。クィル湖は山頂付近のくぼみに出来た湖でサザー
ランド滝はそのクィル湖から直接流れ落ちる580mとN・Zで最も高い滝でも
あるのです。しかし、私たちのセスナ機はその希望とは逆にタスマン海を北上
してからターンを開始しました。

 ミルフォードの北岸にあるペングローブ山を回り込むようにUターンをした
セスナは、そのまま西へと進路を取ります。実はこのペングローブ山頂には
このミルフォードサウンドを削った氷河の残りが存在するのですが、まだこの
時期では雪が多く機上からは確認することが出来ませんでした。
セスナ機はこれら2000m級の山々をかすめながら飛びます、雪原を眼下に
見渡しながら南アルプスを越えると、遠くに細長く伸びるワカティプ湖の姿が
望めるようになります。ワカティプ湖は細くS字にカーブをした湖で、目指す
クィーンズタウンはこのS字の二つ目のカーブ付近にあります。セスナ機は
ワカティプ湖上を湖と同じくS字にカーブしてゆきます。眼下には雪は消え
一面の牧場が広がりはじめます。
小さなクィーンズタウンの町が左舷下に見えてくると、セスナは徐々に高度
を下げ、町の東にある空港の方に向かってゆきます。で、驚いたのはセスナ機
は滑走路の方に向かわないのです。そのまま高度を下げ、何と滑走路から外れ
た芝生に着陸。そのまま空港の隅で待つクィーンタウン行きのバスの近くまで
やってきました。着陸の時や芝生を走るとき以外と揺れなかったがほんと不思
議でした。

さて、予定より3時間半ほど早く帰ってきた私たちは、それからクィーンズ
タウンの散策をし、買い漏らしていたお土産をいくつかGETしました。
そうそう、N・Zのお土産グッズとして有名なものを書き漏らしていました。
ひとつは”オールブラックス”物、そしてもうひとつは”ライン7”物です。
”オールブラックス”有名なのでご存じの方も多いと思いますが、N・Zの
ナショナル・ラグビーチーム。黒ずくめのユニホームと、「HAKA」と呼ば
れる試合前の掛け声とダンスで有名です。”ライン7”は、これもN・Zの
ナショナルチームで、「アメリカンズカップ」で現在も連覇を続けているヨット
チームの名前なのです。
やはりユニホーム関係の物が多いですが、以外なのはチーム名以外にきちん
とチームのスポンサー企業名のロゴが入っている方がお高いのです。お店の人
にきくと、実際のユニホームにその方が近いからなのだそうです。

 それから夕方近くになったので、私たちはクィーンズタウンが一望できる
”ボブズヒル”に登ることにしました。丘の上までは「スカイゴンドラ」で
約5分、高はさ約800m、斜度37゜の急勾配の丘をゴンドラは一気に登ります。
見る見るクィーンズタウンの町が小さくなります。
ゴンドラの登った先にはレストランがあり、景色を一望しながらの食事が
楽しめます。私たちは食事は別にありましたので、取りあえず夕景から夜景
に変わる町の景色を楽しむため、展望台へと向かいました。外に出たとき、
その寒さには閉口しましたが、景色は抜群でした。
すぐ足元にはかわいらしいクィーンズタウン、右手から中央奥へ曲がりなが
ら広がるワカティプ湖、対岸には緑がいっぱいのクィーンズタウン・ガーデン
がある小さな半島が見えます。遠くに見える山々には雪、それが夕日に照ら
されて輝く姿はほんときれいでした。
寒さのため、一旦館内に戻りましたが、町の灯りが灯り始める頃、再び展望
台に戻りました。クィーンズタウンの夜景は、ほんと、映画のセットのようで、
すごいかわいい感じがしました。日常を忘れ、ヴァケイションを楽しむために
作られた町、ほんとその気持ちがよくわかる夜景でした。

翌日は朝からワカティプ湖畔を散歩した後、お昼前に飛行機でクライスト
チャーチへ、そのまま乗り継いで北島のオークランドに着いたのは午後3時に
なっていました。
オークランドはN・Z最大の都市で、唯一の百万人都市です。南島ではほと
んど見かけなかった人と車の波、そして信号機、都会にきたなぁ〜っと感じま
した。
実はこの町で私たちはほとんど観光していません。唯一、N・Z最大の塔
”スカイタワー”に登ったことぐらいです。はい、ここから見るオカフ湾の景色
は、週末でセイリングを楽しむ多くのヨットが海の上を走っており、とてもきれ
いでしたよ。
後は町を散策して過ごした私たちは、翌日の帰国の飛行機が8:30であったこと
もあり、夕食後、港の夜景を楽しんでホテルに戻りました。

翌朝のチェックアウトは5:30 モーニングコールは4:30でした。オークランド
空港から関西国際空港まで11時間半、夕食を済ませて自宅に帰ってきたのが
20時頃、計算してみると時差が3時間あるので、実に20時間近くも起き続けて
いたのです。さすがに、はい、眠たかったです。

っということで、はい、私めのN・Z旅行記はここまでということにしたい
と思いますです。ご愛読ありがとうございましたです<m(_ _)m>
っで、最後に一言。「N・Zに行くなら初春が一番おすすめ!」ですよ。

                          以上、甘 興覇でした

[2002年12月23日 0時3分45秒]

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