記事タイトル:年末映画観賞!ハリーポッター&ジョンQ&k−19

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お名前: 広嗣   
 映画から脱線しますが、四角五角さんの書き込みを見て思ったことです、

 ジョンQのような話は、遅かれ早かれ日本でも現実の話になりそうな気がしま
す。来年の4月から日本の健康保険は、自己負担が国民健康保険と同じ3割にな
ります。引き上げの理由は、「財政難」だそうですが、果たしてこのまま3割で
変わらないとは思えません。年金制度ともども破綻してゆくのではないでしょう
か。そうなれば、健康保険は民間の保険会社の仕事となり、保険料を払えない人
や加入を拒否された人は、この映画のような苦しみを味わうことでしょう。

 冷戦時代には、軍拡論者が「ソ連の脅威」を喧伝していました。しかし、実態
はお粗末なものだったわけで、「政治家」の言う、ある国の脅威論やその裏返し
の「安全論」の危険性を常に忘れずに聞く必要があります。


                                  広嗣

[2002年12月31日 0時9分25秒]

お名前: 四角五角   
 K−19
 
 冷静時代に実際にあった旧ソ連の原子力潜水艦で起きた事故だそうです。
 当初この映画の予告を見た時は「クリムゾン・タイド」の様な、昔気質の潜水艦艦長とリベ
ラルな新任士官の対立かと思っていましたが、内容はもっと地味なヒューマン・ドキュメント
という感じでした。派手なドンパチはありません。
 米ソ対立でソ連は自分達の戦力を誇示するためにミサイル発射テストをするために新造原子
力潜水艦を出航させます。この時、まだ潜水艦が完全に完成していない事を危惧した艦長は出
航に反対しますが運上層部はこの艦長を副長に降格し、新任に上層部に忠実なベテラン艦長を
派遣します。多少のいざこざがありましたが目的のミサイル発射テストは成功します。しか
し、新たな任務中に原子炉が・・・・!
 感想から言うと、もう少し主人公のハリソン・フォードと他の潜水艦の乗員との対立のシー
ンがあれば良かったかなと思います。現実的に軍隊ではそこまで露骨な上官嫌悪は示せないか
もしれませんが、映画なのだからね。あと、当初は乗員の事を思いやらない艦長と言うイメー
ジで始まりますが、もっとそうした悪役振りを徹底して欲しかったです。そうすれば、最後の
苦悩と選択がもっと際立ったはず。
 あえて、言いますが。この作品でのハリソン・フォードは終始能面みたいで面白く無かった
ですね。私のハリソン・フォードの第一印象がスター・ウォーズのハン・ソロなので、こうし
た堅物軍人と言うのは違和感がありました。むしろ、副長役のリーアム・ニーソンの方が観て
いて面白かったです。

 それにしても、実に淡々と問題が当たり前のように起きる原子力潜水艦でした。60年代か
ら旧ソ連は経費不足で手抜きと言うか粗悪品を使っていたんですね。新品の新造潜水艦であれ
でもからね。このK−19という潜水艦は本当に事故を起こす潜水艦だったらしく、別名を
「ヒロシマ」とか「ウィドーメーカー(未亡人製造艦)」と呼ばれていたそうです。

 久々に疲れた映画でした。

 評価
 ★×2>睡魔と闘う修行

 蛇足
 旧ソ連の潜水艦が舞台なのに英語で会話しているという突っ込みはやめましょうね(^^;;

[2002年12月30日 0時26分7秒]

お名前: 四角五角   
 ジョンQ

 明日、自分の子供が高度な医療を必要とする病気だと知らされた時。そして、その医療を受
けさせれ経済力が無い時。父として、私はどうするのだろう?諦めるのか?それと・・・。こ
の作品の苦悩が。テーマです 
 もう既に上映は終わってしまいましたが、名作!と言って良い作品です。専門的なことは分
かりませんが、現代アメリカの問題点を鋭く指摘し、尚且つ家族愛の究極を描いています。作
品の始めの本の一部分は平凡で善良な家族のシーンが続きます。しかし、本編にはいるや全て
のシーン、全ての台詞が痛いほどに突き刺さってきます。色んな映画を見てきましたがこの作
品ほど無駄の無い作品は初めてです。


 内容ですが、最初に書いたとおり現代アメリカの問題点を中心に物語は展開します。アメリ
カと言う国は日本のように公的な保険制度が無く、全て民間の保険会社が保険事業を運営して
います。結論から言うと高い掛け金を払えない低所得者は高度医療を受ける事が出来ないとい
うことなのです。
 主人公のジョンQの働いている工場は不況の為に従業員の労働時間を減らしパートタイマー
という形で雇用してます。そして、経費削減の為にHMOという形式の保険内容に勝手に変え
てしまいます。これは、高度治療や高度な医療検査をカバーしていない保険で、仮に通常の検
査で問題の可能性がある箇所があっても、高度な検査を必要とする場合はあえて無視する事を
医者にすすめるような保険なのです。
 主人公のジョンQは先天性の心臓疾患を持つ息子のために医療費を必至で工面しますが、あ
まりに高額で工面できず、時間は無情に経過し、心臓疾患を持つ息子は強制的に病院を退院さ
せられそうになります。妻からのそしり。至近に迫る息子の死。工面できない治療費。何年か
けても払うという主人公の訴えに何も答えない医師。主人公は病院ジャックを決断します。そ
して、最後には自分の心臓を息子に移植するように要請します。
 自分の死を決心し、最後に息子に語りかける主人公ジョンQ。最初に彼は息子に言います。
どんなことをしてもお金を稼げ、と。しかし、一呼吸おいて彼は息子に言います。誠実に生きろ。自分を引き立ててくれる人のためにベストを尽くせ。最初の言葉に矛盾することですが、
父は息子に人として誠実に生きることを望み、何度も振り返りながら「それじゃ・・・」と言
うと思いを振り切るように息子のいる部屋から出て行きます。そして、静かにベッドに横にな
ると自分のこめかみに銃をつき立てるジョンQ。
 ラストは、あえて書きません。僭越ですが、見てください。ともかく見てください。最高の
映画です!
 ともかく、デンゼル・ワシントンは最高!!!!
 実話としてパンフレットに書いてありましたが、この作品の監督ニック・カサヴェテスの娘
さんは心臓病なんだそうです。だからかもしれない。リアルなのは。
 
 評価
 ☆×4>名作!!何も言うまい。大事な物を質に入れても見るべし!

[2002年12月30日 0時24分1秒]

お名前: 四角五角   
 えーと、12月に入ってみた映画3本の感想です。まずは「ハリーポッター 秘密の部屋」
から。

 ハリーポッター 秘密の部屋
 前作よりも学園ファンタジー色が強くなったという印象。前作が作品世界の紹介ならば今作
は主人公がいかに特別な存在であるかを知らしめるための作品かな?前作では蛇と話す事が出
来た主人公の能力が魔法使い全員の持つ能力でなく、彼の持つ特別な生い立ちのなせる業であ
ることが分かり、この能力を発端として物語は展開していきます。
 感想ですが前作よりもアクション性が高くなり、前作のおとぎ話の世界がちょっと血生臭く
なった感じがします。また、作品中で疑問に思ったのは奴隷妖精のトビーが何故に主人公のハ
リーを献身的に助けるのか、その理由が私にはわかりませんでした。ハリーの両親の名声を慕
っての助力なのか?
 今作は悪役が学園の先生にいなかったせいもあるけれど、どうも前作よりも教師陣達の影が
薄かったように思えました。あと、人気作家にしてホグワーツの新任教師。彼のどの能力を見
込まれて教壇に立てたのあろう?まあ、色々と疑問はあるのですがね。
 演じていた役者ですが、さすがに主人公達は一年ぶりで成長していましたね。ヒロイン役の
エマ・ワトソンは相変わらず小悪魔的な印象がありました。なんとなく、キャンデー・キャン
デーを実写版でやらせてみたい女優ですね。
 残念なのは校長役のリチャード・ハリスが亡くなり、次回作から役者さんが変わるの事。そ
れと、4作目からかな?噂によると主人公達を変えるという話があるそうです。私としては、
メインの役者さんたちの成長物語として見たいのですがね。特にあのライバル役のトム・フェ
ルトン君の成長していく課程を見て見たい。

 さて、次回作はどのような展開になるのか楽しみですね。蛇足ですがここで私の最大の謎の
人物にして最大の悪役の正体の予想。私はこの悪役はハリーの実の父親だと思うのですがね。
どうですかね・・・?

 今作の評価
☆×1>料金分の価値はあり

[2002年12月30日 0時23分1秒]

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