記事タイトル:ラストサムライ

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お名前: マック
そそ、四角さん、ぜひ見るべし
芸術作品だよん、「フラワー・あんど・蛇」。

原作は、単行本で全12巻だっけ??。
わたしは3巻と6巻を読んだような記憶
だけど、3巻と6巻にストーりぃ的な展開は
あまりない。
つまり始まりが、朝起きて、お昼に飯くった
ところで、全巻終了というのが、女子高の元
英語教諭だったという団先生の特色て゜・・・
[2004年03月25日18時54分]
お名前: 広嗣
 「ラストサムライ」のヴィデオとDVDが発売される模様。と言っても日本向けはまだ少し先になるでしょうけど。

[2004年03月25日01時13分]
お名前: 四角五角
 マックさんへ
 なんとお答えして良いやら^^;;「ふらわ〜&すねーく」はなんか観るのにものすごく勇気がいりそうだし、感想を書くのもものすご〜く勇気がいりそう。

 でも、なんで団鬼六ってあんなに有名なんだろう?確か将棋でも有名なんですよね。[2004年03月08日00時22分]
お名前: マック
次は
ふらわー・あんど・すねーく
だよん、四角さんへ。

画像貼り付けサイトを巡回したら、
全身に刺青を彫られる前と後の
杉本彩の肢体が・・・・・・・・・。
これはこれは、めくるめく官能な世界
だね、四角さんへ
[2004年03月05日03時13分]
お名前: 四角五角
 今日観てきました「ヘブン・アンド・アース」。感想は別の所に書かせていただきました。この物語の設定自体は唐の時代になってますが、史実ではなく架空の唐の時代です。ですから阿倍仲麻呂(漢名:朝衡)は出てきませんし、主人公となんら関係はないです。強いて言えば阿倍仲麻呂は科挙に受かり文官として活躍しましたが、映画の主人公は武官として皇帝直属の密使として活躍します。
 上映劇場は少ないですが面白い作品ですよ^^[2004年03月04日22時27分]
お名前: 江戸通
 久々、ちゅうごくロケの大作が、中井貴一さんも
参加して作られたとか。
 敦煌あたりを題材にして、日本人が敦厚城砦を守る
阿倍の何某というけんきゃきゃく、もとい剣客なんだって
 四角五角さん、ご存知でしたか。漢名は ちょうこう 
でしたっけ、阿倍仲麻呂、親戚かも?
  ^_^;
 江戸通[2004年03月03日22時14分]
お名前: ルイ17世
 今年のアカデミー賞は、いつもより(確か例年は3月末のはず?)
発表が早かったですね。なぜ、そうなったかは知りませんけど。
 
>やはりアカデミー賞も無理だったか。

 所詮は「白人のための賞」だから・・・と云ってはいけないので
すけど「たそがれ・・」といい「渡辺謙さん」も助演男優賞を逃し
たのは、やはり残念でした。

>まあ、こんどは「バットマン」の敵役が決まっているとか。

 渡辺謙さんですけど、アカデミー助演男優賞にノミネート
されたということで、アメリカ映画への出演依頼が殺到して
いるそうですね。
 このことからも、今後「渡辺謙さん」が国際的有名な役者
になる様な予感はしますです。
 でも、この「バットマン」の敵役ですが、なぜか東洋系では
なく「イスラム系」みたいな名前でしたけど(某スポーツ新聞
では)これも現在のアメリカならというか、東洋もイスラムも
ごちゃ混ぜしているからか?

追伸:日本のマズゴミのワイドショーや週刊誌においては
  「渡辺謙さん」をめぐって、いろいろ報道してますね。
   これから、国際スターなっていくとするとますます報道
  が過熱するのでしょうけど・・・これもある意味「有名税」
  という事でしょうか。[2004年03月02日21時07分]
お名前: 四角五角
 むっむむ・・・、やはりアカデミー賞も無理だったか。ゴールデングローブ賞でも駄目だったから半ば無理だとは思っていたけれど、やっぱり残念です。アカデミー助演男優賞・渡辺謙は夢と消えました。
 両方の作品を見た私の主観でも、ちゅっと渡辺謙は無理かなとは感じてましたが、ちょっとしたアジアンティストが流行のアメリカで行けるか?!と期待していたんです。やはりティム・ロビンスが一歩上でした。
 まあ、こんどは「バットマン」の敵役が決まっているとか。この作品でアカデミー賞は無理だけれど、世界で名をはせる役者になって欲しいですね。

 マックさんへ
 なんともRESできません。見たいような、見たけれど「見た!!」と言えなさそうな、感想を書くのが難しそうな・・・・。でも、これだけはこっそり見ちゃおうかな^^;;でも、地元で上映しているところが無いみたいです。ホッとしたような残念なような・・・。[2004年03月02日00時29分]
お名前: 広嗣
 映画を見ながらずっとradicalという言葉を思い浮かべていました。Radicalというと、「過激な」とか「過激派」を連想する人も少なくないと思いますが、元々の意味は、「根源的な」とか「根本的な」という意味です。主人公と勝元は、共にradicalであると考えています。それ故に異文化への「理解」や主人公の心の傷の克服といった枠を超えて、主人公は勝元らに受け入れられていったのでしょう。

 英単語を出した序でにもう一つ、loyaltyという言葉があります。英和辞典を見ると、「忠義」とか「忠節」などの単語が並んでいます。手元の英英辞典を見ると、「the quality of remaining faithful to your friends, principles, company etc」とあります。忠義や忠節とloyaltyは、大分意味が違うように思えますが、この映画を表す言葉にloyaltyを含めても良いと考えています。

[2004年01月07日01時19分]
お名前: グーグー
えーと ちょっとわたしへそ曲がりなので、
ファインディグ ニモ 見に行きたいと思います。
はい (^_^)/~[2003年12月31日10時46分]
お名前: ヘイ
広嗣さん、四角五角さん、情報ありがとうございます。

「龍の忍者」では、ジャッキー・チェンとは顔は確かに違ってたように思います。ただ、香港のカンフー映画というと、彼の名前しか思いつかないのですよね。

「将軍」の名前はトラナガだったと思います。愛妾がトラちゃん、トラちゃんと呼んでいたそうな。^_^;

ラスト・サムライで、「君側の奸を討つ」というのは、ちょっと違うんじゃないかと思います。というのは、もしそうなら、まずまっ先に片づけるのは大村のはずです。でもそれをやらなかったから、やっぱり名誉のためとかになるんじゃないでしょうか。
政治的な主義主張というのは、無かったように思います。

そのうち、映画談義でもしますかね。
そんなに詳しいほうじゃないけど。

[2003年12月30日16時37分]
お名前: 広嗣
 「君側の奸」とは上手い表現です。この点については後日ということで。(__)

龍の忍者
 相方の中国人俳優は、李元覇(Conan Lee)かも知れません。



[2003年12月30日01時41分]
お名前: 四角五角
 勝元達が戦っている理由は色々推測できますが、天皇への忠誠のために官軍と戦うのは「君側の奸を討つ」という理由でも納得できるかな?あと、鉄砲を使わない理由は廃刀令に対する反発と侍としての最も誇りとする武器だけで戦うことで自分たちの戦いが「兵隊」ではなく「侍」であるという自己主張のため、なんて感じとして見てました。
 >将軍
 記憶にかすかに残っているのは、外国人が上下をつけて「わたくしはサムライ!!」と啖呵を切ることくらい。三船俊郎が出てましたっけ?影虎とかいう名前の天下統一した大名の役で。子供心になんか無茶苦茶だな〜と思った記憶があるけれど、今見たら違う感想になるのかな?

 >龍の忍者
 私もテレビで見た記憶があります。レンタルビデオでこの映画のパッケージも。でも、内容はほとんど覚えてないです。初めは互いの勘違いから拳法の使い手と忍者が戦ったけれど、誤解に気づき共通の敵に戦いを挑む、という黄金パターンだったと記憶してます。二人の対戦中に余裕ぶっている真田広之が隠れて吊りそうになっている足を伸ばしてるシーンだけが妙に覚えているのは何故だろう?それから相手役の中国人はジャッキーではありませんでしたよ。[2003年12月30日00時20分]
お名前: ヘイ
コンコンさんへ

>細かいことは気にせず娯楽映画として見ましょう。

うーん・・・、それ言われると弱いんだよねー。

主人公は外国人だけど、剣の使い方を覚えて敵をバッタバッタとなぎ倒すところなんかは見ていて気持ちいいですよ、不思議と。ストーリーとは関係なしにね。

まあ、変わり者ですから、勘弁してください。^_^;


見てると、今のイラクと少しは似てるところがあるかも。
(違うとこも多々ありますけど)

このシリーズ、応用が利きそうですね。

影武者の生態を描いた、「ラスト・フセイン」
サッカー人気に押されて落日のプロ野球を描いた、「ラスト・ベースボール」
(ラスト・ジャイアンツでは問題有りか?)
などなど。

[2003年12月29日22時18分]
お名前: コンコン
サムライは人口の7%程度。
外国映画で今まで変な日本像がきわめて少なかったという点が大きい
と思う。
サムライは飛び道具を使わないというのも変で、実際は火縄銃を使っ
ていたわけですから細かいことは気にせず娯楽映画として見ましょう。
一応西郷隆盛がモデルのようですね[2003年12月29日21時12分]
お名前: ヘイ
広嗣さんへ

レスありがとうございます。

>私は「時代錯誤」だとしても自分達の正しいと信じる生き方を貫いた点に注目しています。

それはそれでかまわないです。自分が気にしているのは、ストーリー展開で不自然なところはないかということです。廃刀令が出て、それに対して侍側が反発するというのはわかるんです。問題は前半のほうでして、なぜ侍が官軍を襲撃しなければいけないのか。
ひょっとすると、廃刀令にまつわるエピソードからこの映画が作られたんでしょうかね。
侍あるいは武士道というと、江戸時代というイメージなんですよね。ところが映画から受けるイメージは戦国時代のものです。七人の侍もそんなイメージですよね。
ここらへんは、時代考証の分野ですから、枝葉末節の問題でして、そんなに重要視してるわけでもありません。架空の設定でも、ストーリー展開さえしっかりしておれば、面白いですしね。

この映画で言わんとするとこがわかればそれで十分だと思うんですよね。自分としては、滅びの美学みたいなものを感じたくらいでしょうか。

この映画で連想するもの

「将軍」、昔テレビでやってました。時代設定が戦国末期から江戸初期。主人公のモデルが三浦安針というイギリス人。外国産戦国時代映画。ある時代考証家に言わせると、足軽の動きがきびきびしてて、国産の同種映画よりも戦乱の雰囲気がリアルに伝わってきたとのこと。

「マスター・オブ・スウォード」、五社英雄監督の「御用金」を外国に舞台設定を変えたもの。銃も出てくるけど、何といっても小道具の主役は日本刀。海外産チャンバラ映画の見本みたいなもの。題名はこれでよかったか、自信が無い。

「龍の忍者」、香港産のカンフー映画。主演はジャッキー・チェンと真田広之。ジャッキー・チェンはちょっと自信が無いのだけど、真田広之は間違い無いです。最初は敵同士として戦うんだけど、共通の敵が現れたため、一緒になって戦うというもの。カンフー映画に出るくらいですから、アクション物はお手のものなんでしょうね。

[2003年12月29日12時05分]
お名前: 広嗣
 淡白にこの映画を見れば、ヘイさんの言う通りでしょう。私は「時代錯誤」だとしても自分達の正しいと信じる生き方を貫いた点に注目しています。

 「侍」の字義ですが、手元の漢和辞典によると、つくりの「寺」は、単に音を表しているだけで、仕事をする意味の「使」からきているそうです。そこから貴人に使えて仕事をする人を意味するようになったようです。

 江戸時代の武士の人口は、1割にも満たない数でした。殆どは農民だったといわれています。(漁師を含む?)


 武士道といえば『葉隠』、『葉隠』といえば「死ぬ」という等式が出来上がっている気がしますが、「死ぬ」は肉体の死ではなく精神的な死を意味しているという指摘は、頷ける気がします。以前読んだ本で、戦時中に『葉隠』を読んだ著者が、如何に生きるかを書いた本だと感じたと書いている本がありました。アジア・太平洋戦争中はやたらと肉体的な死が強調されていましたが、強調していた人達は、武士道というか、少なくとも『葉隠』流の武士道を、正しく理解していなかったということになるのでしょう。

[2003年12月29日01時32分]
お名前: ヘイ
映画見てきました。

これは、戦国時代と明治維新の戦いなのか? だとすると、新機軸だね。

細かいところでは、効果音の再認識ですね。久しぶりの映画でしたから。
一般的なテレビでは、わからないところです。DVDで、スピーカーたくさんつけて、サラウンド効かせて、ボリューム上げれば、わかるかもしれないですが。

ストーリーがちょっと不自然な感じがしますですね。いったい何のために戦うのか?
家族のためというのも、合ってないような気がするし。ミカドに叛旗をひるがえすのもミカドに対する忠誠心の表われであるという考えは、よくわかんないです。

好意的に解釈するなら、新しいものイコール善なるものであり、古いものイコール悪であるという構図に対して叛旗をひるがえしたのでしょうか?
私個人としましても、古いものがすべて悪いものだとは思ってないし、戦いを挑むほどの理由になるのだろうか疑問なのですよね。侍は、死に場所を求めて戦っているという印象なんですよね。
先に戦いをしかけてきたのはどっちなんだろうって思っちゃいますもん。

時代考証うんぬんについては問いません。ただ、シナリオがちょっとねー、無理があるかな。

侍というと、「てーした、さむれーだぜ、こいつはよ。」というような使い方をしますよね。

にんべんに寺ですか。お寺さんとは縁があるのかな? ぎょうにんべんだと、待つになってしまいます。侍という字は、さぶらふ・はべるとかの意味があったと思います。侍女なんかはそうですね。待つの音読みは「たい」だけど、侍の音読みは「じ」で寺と同じですね。

侍イコール武士ということで、日本の人口割合からいくと、農民階級がかなりのパーセントを占めるわけでして、武士階級の割合は少なかったんじゃないですか。郷士のように、半分は農民という場合もありますけど。

なかなかいい映画だよという話なので、見てみようかなと思ったんだけど、それほどのことでもなかったです。すみません。クールに見すぎたせいでしょうか。

[2003年12月28日13時37分]
お名前: コンコン
>葉隠れ精神の「武士道とは死ぬことと見つけたり」です。
この「死ぬ」という意味には、肉体の死ではなく精神的な死
を意味だと読んだことがある。自分を捨て忠とか義のために
死ぬ。「葉隠」の作者は天寿を全うしていますね。

>昔、剣(つるぎ)という名前のヒコーキがあったような気も
するなあ。
昭和20年、体当たり攻撃専用機として中島に開発。
離陸後の主脚投棄が特徴。ということになっていますが、制作
者の弁によると特攻機として設計したのではない。主脚投棄は
操縦が下手なので、胴体着陸用に作ったと。当時確かに特攻出
撃後、帰還するケースもあったので、そうかもしれないし嘘か
もしれない。
[2003年12月27日13時42分]
お名前: 江戸通
>熱田神宮の神体である「草薙の剣」は、誰も
>見たことがない秘宝中の秘宝ですが、
>実はこれは片刃の直刀ではないかと
 こんちわ!
 草薙の剣は、何処に置いて置くのかというのにも、
仕来たりがあったようですね。
 熱田神宮に行ってみると、「たかみ」に鎮座して
以来、神宮が始まるという事を言ってますね。
 大嘗祭では、熱田から伊勢に剣を移し、鏡を三殿
に置き、神爾(多分この字だったと思う。)を迎える
なんてことが、室町時代にも行おうとしたこともあるらしい。
 ご参考
 http://www.kita-q.com/siru/s_t/ouyou07.html
 なんて見つけちゃいました。
昔も色々あったんだ。
  江戸通[2003年12月27日12時16分]
お名前: ヘイ
刀は片刃(かたは)がなまったものだとか、ある歴史家が言ってたと思います。

「武力」の「武」は、戈(ほこ)を止めるという意味なんだそうです。
確か、少林寺拳法の開祖が書いた本にそう書いてあったと思います。
「武」の字を見ると、ちょっと違うような気もするけど、そう言われるとそうなのかもしれないですね。

昔、剣(つるぎ)という名前のヒコーキがあったような気もするなあ。

実家には剣山もございましたし。^_^;

「ラスト・サムライ」ですか、マイカルでも行って見るかなー。

[2003年12月26日23時52分]
お名前: 四角五角
 広嗣さんが指摘してましたが、この映画のテーマになっていた「武士道」という精神が世界に類に見ない特殊な精神構造とは思いません。変な言い方になりますが中世的封建社会があった国では似たり寄ったりの精神があったはずです。ヨーロッパでは騎士道とか紳士とかいう言葉で表現されるものです。
 ただ、私の中途半端な知識として他の精神文化には無く武士道に顕著なものが「死を以て己の生き様を貫く」というものだと思います。葉隠れ精神の「武士道とは死ぬことと見つけたり」です。こうした覚悟を持った精神文化というのは世界的に、特にヨーロッパ文化圏では特異かもしれないと思いますが、どんなものでしょう?

 でも、コンコンさんの細君も感動できたのだから、やっぱり世界で共感と感動を与えているテーマなんですね。よかった。[2003年12月26日23時46分]
お名前: 広嗣
 マックさん、RESをありがとうございます。マックさんの紹介した説に従えば、熱田神宮の草薙の剣は、日本武尊の時代のものでなく、大和政府が版図を広げ体制固めに入った時代に作られたものということになるのかな。


 きのう書き漏らしたことと訂正です。

 まず「得意なもの」はお分かりと思いますが「特異なもの」です。

 数年前に今では残り少なくなった(一人になった?)撮影所で雇っている俳優の記事が新聞に載っていました。この俳優は、名前は忘れましたが、定年間近の切られ役専門の俳優ということでした。この映画に出てくる福本の年齢を考えると、この時の俳優は、福本だったのかもしれません。

 勧善懲悪の時代劇では主役でもある善の主人公が注目されます。しかし、見方を変えれば切られ役は「影の主役」とも言えます。

[2003年12月26日00時36分]
お名前: マック
熱田神宮の神体である「草薙の剣」は、誰も
見たことがない秘宝中の秘宝ですが、
実はこれは片刃の直刀ではないかと
いう説があります。

また平家重代の家宝、小烏丸太刀は、
標準的な わい曲刀なのですが、刀身
の半分以上が両刃なのです。


[2003年12月25日20時31分]
お名前: マック
途中で切られてしまった。

日本書紀、古事記に、銘剣は登場しますが、
江戸時代になっても、剣(つるぎ)は、仏像の持つ
武器とか短剣として作られています。

三種の神器のひとつに「草薙の剣」があるように、
剣(つるぎ)といえば霊的な崇拝対象として
受け継がれています。


[2003年12月25日20時18分]
お名前: マック
鉾(ほこ)は長柄の武器で、魏志倭人伝にも登場します。
当時の倭国の標準武器は、鉾、盾、丸木弓でした。

日本書紀の天沼矛(あめのぬほこ)から、日本側の記録
として鉾が登場します。

剣(つるぎ)は両刃の刀というだけでなく、宝剣、霊剣の
意味合いが強く。古墳時代後期から奈良時代まで、実戦用
としては片刃の直刀が使われますが、、、
剣[2003年12月25日20時09分]
お名前: 広嗣
 見ました。確かに素晴らしい映画です。今だからこそ日本の武士道をこういった形で扱える映画ができたと思います。日本側にも問題はありますが、これまでは侍や武士道が「得意なもの」の扱いを受けてきました。いや、侍や武士道だけではないのでしょう。嘗て「ピンクパンサー」という映画のシリーズがありましたが、その中で「ninja」が出てきます。装束を見ると、忍者のつもりなのでしょうが、見ていて違和感を感じるninjaです。この映画が作られた1970年代は、1960年代の高度経済成長でアジアで唯一「列強」の仲間入りをした時代であり、1980年代は泡経済で脚光を浴びていた時代でした。逆に今「失われた10年(以上)」を経て内面的なものや精神的なものが問われる時代になっているのだと思います。(精神的なものといっても、精神主義ではありません。念のため。)

 武士道といっても私自身理解できているとは思いません。だからここでは武士道を云々しませんが、勝元達の生き方が武士道とするなら、これは決して「日本独特」とは言えないのではないでしょうか。私の理解では、勝元達は「侍」が時代遅れのものであっても自分達が正しいと信じる考えのために生き、死んだのです。そして、自分達が守りたい人のために生きてきた人達でした。

 勿論日本独自の要素があることは否定しませんが、この考え方は特定の文化のものではなく普遍的なものです。だからこそ、ヴェトナム戦争のソンミ村の虐殺を連想させるような体験がトラウマになっていたとはいえ、主人公を惹き付けていったと考えています。


 ところで、冒頭の「剣」ですが、英語には鉾に当たるものもそれを表す単語もないのでしょう。鉾を和英辞典で調べると、「halberd」とあります。しかし、halberdを英和辞典で調べると、15〜16世紀に使われた「ほこやり」とあります。英語の語りは聞き取れなかったのですが、結局使い方が似ていると思われる「sword」(刀、剣)を英語の台詞で使ったのでしょう。だとすれば、それをそのまま「剣」と訳したのは、戸田の誤訳です。

[2003年12月25日00時52分]
お名前: 広嗣
 「吾妻」を最初「あがつま」と読んで誰のことかと思いましたが、コンコンさんの細君のことだったのですね(^_^;)。

 日本神話の日本国内での扱いですが、これも皇国史観が絶対視された時代の後遺症でしょうね。希臘神話と羅馬神話に出てくる神々は、嘗てあった文明が神話化した話だと思っていますが、日本の神話も同じです。嘗てのように全て史実と決め付けるのも間違いですが、全て嘘として無視するのも間違いです。いずれそういう時代になると願っていますが、この両方の間で均衡の取れた解釈ができる時代になって欲しいものです。

[2003年12月18日01時05分]
お名前: ヘイ
ほこ【矛・戈・鉾・鋒・戟】
1 敵を突き刺すのに用いる長柄の武器。戦闘用の兵仗と装飾用の儀仗とがある。兵仗は平安時代の末から長刀(なぎなた)、鎌倉時代の末から鑓(やり)に代わり、儀仗は検非違使の矛をはじめ神事芸能の採物(とりもの)や祭祀の儀場の威容を示すものとなった。
2 1をかたどり、刃をつけず、装飾を施すなどしたもの。神事や祭礼、特に御霊会に用いる。また、それを立てた山車(だし)。京都の祇園会に巡行する山鉾(やまぼこ)は著名。ほこだし。
3 弓幹(ゆがら)の末弭(うらはず)に近い先端部をいう。
4 「たかほこ(鷹槊)」の略。
矛を収(おさ)める 戦いをやめる。


矛(ぼう)・・・張飛が使っていたのが丈八の蛇矛。槍みたいなもんでしょうね。矛盾という故事熟語にも使われる。
戈(か)・・・長柄の武器だけど、先に鎌の刃みたいなものが付いたやつ。武器としてだけではなく、引っ掛けるのにも使われたとか。
戟(げき)・・・呂布が使っていたのが画桿の方天戟。これも槍みたいなもんでしょ。槍先の下側面片方に刃がついたものが、方天画戟。両横についたのが双戟。戟と戈を合わせたものもあったようです。(画桿の方天戟と方天画戟は同じものか)

それ以外はよくわかんないです。

「ほこ」といっても色々あるので、ある意味ほこ天と言えるかも。

[2003年12月17日23時23分]
お名前: コンコン
「ラストサムライ」
外国人である我妻もこの映画泣いたと言っていたので
(映画館は暗くてわからない)、この映画、日本以外
でも承けるかも。
 ところで、この映画のはじめに日本は剣で(本当は矛)
できたという日本神話が語られていたのですが、我妻は
「え!剣?」と言ってきたので、「いいや違うよ」と言
ったのですが、剣でできたというのが珍しいのかな?程
度に思っていましたが、実は彼女は日本神話を知ってい
たのです。
「え!何で知っているの?」と聞いたならフィリピンで
は、日本・中国・コリアの歴史を習うそうです。
 しかし、今日本神話なんて教える必要なしという人も
いますが、外国人が知っていて、日本人が知らないとい
うのも恥ずかしいですね。[2003年12月17日21時48分]
お名前: コンコン
「ラストサムライ」見てきました。
日本ではなく、外国で作られたと言
うことが、チョト寂しいですが、泣
きました。DVD出たら買いたいですね。[2003年12月17日20時48分]
お名前: 江戸通
 開府400年を記念して行われた、トルコ共和国
イエニチェリ軍楽隊の皆さんも、パレードの道すがら
トム.クルーズの胴巻姿巨大ポスターを珍しそうに
見学して行ったそうです。
 その直後に行ったのでイエニチェリの人には、
会えなかったのですが、タトゥーのジュリアが、近所に
出没するかも知れないとかで大騒ぎには、なりましたね。
 いい場面は、トム.クルーズしか知らないんですよね、
トルコの人達は、ポスターでは真田広之さんのやつが、
案外レアもので、渡辺謙さんのポスターなんかは、
地下鉄でしかお目にかかれなかったです。
 今回、映画化されたのは、シーンは、会津戦争がモ
デルだったのでしょうか?宇都宮戦争も少しあったの
かな。
   江戸通
  
[2003年12月13日10時50分]
お名前: ルイ17世
 まだ、この映画は見てませんが、四角さんの感想を
見ますと、これは是非見てみたい映画の様ですね。

 なお、この映画ですが今までテレビや雑誌で予告的に
紹介されていた内容そして四角さんの感想だと「西南戦争」
もしくは、西南戦争前の不平士族の反乱事件(秋月の乱?
とか)をベースにしている様ですね。
 個人的には、渡辺謙の役は「西郷隆盛」もしくは「江藤晋平」
といった感じでしょうか。
 なお、渡辺謙氏ですが、この映画で来年のアカデミー賞
助演男優賞候補に早くもあがっているそうです。
 後、福本清三氏ですが、時代劇では名切られ役(例えて
云えば、時代劇定番の越後屋の用心棒の浪人で、黄門様
や遠山の金さんとかに、こてんぱんにやられるお方ですね。
  なお、本人の自伝によれば切られた回数1万回とか?で
すが、この人がいないと、時代劇が成り立たなかったという
くらい「影の主役」だったと聞いております。

 しかし、こういった武士道云々の映画が、アメリカで制作さ
れるとは、なんか個人的には複雑な気がします。
(やはり、黒沢監督が死んだのは大きかった事でしょうか)[2003年12月12日00時43分]
お名前: 四角五角
 約束通り観てきました「ラストサムライ」!!

 何から言えばいいのか悩みますが、まずは内容から。

 舞台はどこかのアメリカのパーティ会場から始まります。パーティでは司会者が南北戦争にインディアンとの戦いの勇者と自社製品の銃を褒めちぎっています。しかし、舞台裏では一人憮然と酒をあおる主人公のトム・クルーズことネイサン・オールグレンが待機してました。彼は武器の販売企業と契約をして宣伝の為にそこにいるのです。舞台では「本日のヒーローの登場です!」という猛々しい言葉が響きますが、一度はその呼びかけに無視するも再度の呼びかけに酔った足で舞台に現れます。彼は酔った姿で自分の武勲を語り、銃を褒め称えます。しかし、戦場での自分たちのインディアンに対する蛮行はネイサンの心を重くしていました。そんな彼にとってパーティに集まる一人々の歓声は彼を苛立たせます。会場で銃を乱射した彼は企業からの契約を打ち切られますが、かつての部下から日本の軍事教官の仕事を依頼されます。そして、日本大使の側にいるのはかつての上であり、インディアンへ蛮行を働かせた男だったのです。
 ここから舞台は日本に変わり、軍事調練から最初のそしてネイサンにとって運命を変えた戦いへ物語は進んでいきます。

 ある意味ここからの物語の展開もよくある話なんです。価値観の異なる敵の中にあって、主人公は嘗て信じるもののために戦い、失った誇りを取り戻す。そして、取り戻した誇りのために嘗ての敵であり今の友と共通の敵と戦う。負けると分かっている戦場へ、共に誇りの為に。共に死ぬ為に・・・・。
 ラストを詳しくは語りませんが、アメリカ映画らしい終わりですがね。

 感想ですが、この作品には綺麗な風景も激しい戦闘シーンもあります。けれど、終始観ていて私が受けていた感情は「哀しみ」でした。作品中に流れている音楽のせいかもしれませんし、主人公達が結局は滅びると分かっているからなのかもしれません。でも、ただただ「哀」を感じました。
 勝元達が付けていた甲冑ですが、おそらく時代考証的には問題ありなんだとは思います。しかし、あえて彼らが古くさい甲冑を身にまとうのは武士の維持からくるものと理解しました。後でパンフを読むと衣装担当の人が同じようなことを言っていたのでホッとしました。
 静かで、優しく、勇ましく、微笑ましく、美しく。中だるみの全くない、2時間30分をフルに使い切った作品です。

 映像ですが、パンフに書いてありましたが、今や当たり前のCGが今作品にはまったく使われていないことに感動を覚えました。トム・クルーズが語っていまいましたが今時これだけのセットを組んだ事に喜びを感じます。CGを全否定する気はないけれど、合理的に経済的に作品を作るためにCGを多用する今の映画制作の風潮は好きではないです。やはり、映画は大勢のスタッフが手作りでいかなきゃ!

 翻訳なんですが、これは今や洋画の翻訳でこの人じゃない作品が珍しい戸川奈津子女史。まあ、英語の意味合いなんて分かりませんが、あえて文句を言いたい!最後の戦いで勝元が死の間際に桜の花を見て英語で「Perfect」と呟きます。このシーンの前に桜を見て勝元が詩を詠んだんですが最後ができないと呟くシーンがあります。そのシーンには侍の死生観とか語られていたんですが、そこに関係してくる台詞の「Perfect」をなんで「完璧だ」なんて訳すかな?中学生の和訳じゃないんだから。いろいろ考えてのことなんだろうけど、何度か呟く「Perfect」をその度に「完璧だ」と訳す彼女のセンスを疑います。私なら「悔いはない」等と訳す。これがありきたりなら「完なり。我が人生これにて完なり」と訳したい。
 あと脚本が「グラディエイター」の脚本家だから文句を言うのはおそれおおいですが、前後の関係から最後の勝元の台詞には途中で彼が作って最後が決まらずにいた詩の最後を歌わせても良かったのではないだろうか?瀕死の状態でそこまでしゃべらせるのは不自然なのかもしれないが、最後の最後の伏線としてあっても良かったのではないかと思う。
  
 最後に今回はあえて俳優陣にまでコメントしたい!!
 トム・クルーズ:主人公の合衆国の旗の下に戦い、誇りを失い、日本で誇りを取り戻した男を演じてます。まあ、最初のやさぐれた酔っぱらいから、誇りを取り戻しす過程が自然で、刀の扱いも多少の荒さはあるけれど某作品のカンフーよりも数段見事にこなしてました。ヒロインとの複雑な感情のやりとりを実に不器用に好感をもって演じてました。

 渡辺謙:侍の頭領であり、嘗て明治政府の元老を務めた人望者勝元を演じてます。この人の演技をなんと表現すればいいのでしょう。見慣れた渡辺謙の演技といえば演技なんですが、静かです。つばを飛ばすほどに激する演技はなく、ただ静かな人格者です。序盤は派手に立ち回ることもなく静かなんですが存在感は十分すぎるほどありました。ある意味この作品の主人公ですね。今作品の「哀」という言葉を体現しています。

 真田広之:寡黙で強い純粋な侍氏尾を演じてます。何であなたはそんなにアクションが上手いの?と言いたくなるくらい冴え渡ってます。身のこなしに立ち振る舞い。ほれぼれしました。殺したくて仕方ない主人公との、最後に見せた不器用な友情表現。ケチの付けようがない演技でした。

 福本清三:主人公を監視する寡黙な侍を演じてます。名前だけじゃ分かりませんが、時代劇で名切られ役といえば分かるんのではないですか。彼は日本の時代劇でただただ切られてましたが、今回は不気味で寡黙で、最後に侠を見せた死んだ渋い演技でした。
 
 中村七之助:天皇陛下です。最初の登場はじつに弱々しい存在でしたが、最後に決然とした存在になる、演技の変化は見事。表情まで完璧に違いました。

 蛇足的感想
 今作品ってアメリカではどういう感じで受け止められているんだろう?今の時代に合わせるわけでもないけれど、武力の横暴、権力の横暴で貶められる高貴な精神があるということが分かるのかな?実利主義が人間関係を冷たくし、心を空虚なものにすると分かるのかな?滅びの運命に向かい合う人間の心情が分かるのかな?
 きっと、ブッシュなどのネオコンに見せると私とは違う感想を持つのだろうな・・・。

 結論
 武士道と言う日本人にとって美しき精神のあり方を基調に描いた作品が外国人に手によってここまで美しく表現されたことに多少の残念さはありますが、その感情がこの作品を貶めることはさらさら無い。武士道と滅びの美学は違うと言われそうだけれど、とにもかくにも感動の名作です。

 評価
☆×4>名作!!何も言うまい。大事な物を質に入れても見るべし![2003年12月11日18時13分]
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