記事タイトル:東夷の世界の漢文化(17)

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お名前: 素里奈
馬を馳せ或いは徒歩で、探し回った帰り道、随行の側近と共にすっかり疲れて、木陰の切り株に座して一息入れることにした。
綺麗な囀り声に、梢を見上げれば、なんとも王の心中を揺さぶる風景、夫婦の鶯が声をそろえて喧奏する愛のソナタ。思わず詠嘆歌一句。
    
鶯の 夫婦情けの 深さをみるにつけでも、
    帰り道に 凩(こがらし)ぞ吹きまくる わが胸のうち 《原文は前々の項参照》

(本当にこの時代琉璃王に、そのようなレベルの高い詩歌を作する素養があったのだろうか?或いは歴史撰者の潤作文か?文字渡来を云々しているフレーズを描写中の立場からの一言。「筆者注」)しかし文字の項『三国史記』にある有名なクダリである。私見を挟むことは不謹慎か?この項の参照は詩歌以外の訳文は古文を筆者の独断で、現代風に言い換えた。)

[2005年03月17日00時46分]
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