テーマ:映画】「アンダーワールド」「ベルセルク」「鬼に訊け 西岡常一の遺言」

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お名前: 四角五角
 法隆寺の鬼と言われた宮大工・故西岡常一のドキュメンタリー映画「鬼に訊け 西岡常一の遺言」を観てきました。

 内容は、宮大工・西岡常一の人生や宮大工の仕事を彼のインタビュー映像と供に紹介するものです。

 随分前にNHKか何かで観たことがある記憶もありますが、それでも面白かったです。千年続いた匠の技術を継承した者の自負というのか分かりませんが、物腰柔らかい態度と丁寧な口調の奥に絶対の自信みたいなものを感じます。書物だけの知識と、実地で築かれてきた経験に基づく技術。その差を感じます。そして、これは今現在の社会にも繋がる気がしますね。

 意図してか棟梁は幾つか警句めいたことを言ってました。効率ばかり求めていて技術を蔑ろにしているとか、日本の寺を修繕するのに外国(台湾)から資材を調達しなければいけないほどに日本の山は荒廃しているとか。しっかり地に着いた生き方をしているから見えてくるものが幾つもあるのでしょうね。そして、この技術を作り上げてきた先人達に大きな敬意を持っていました。

 コンクリートの建物に対して「100年程度しか持たない建物なんてあきません」と一刀両断。法隆寺を見て共に生きてきた人だから言えるのでしょうね。
 この言葉は作中ではなく、彼のインタビューを本化したものなんですが
 「世間では合格点を取れば問題はない。けれど、私ら職人に合格点はないんです。満点以外は全部ダメなんです。そして、その評価をするのはずっと後の人。だから手を抜けないんです」
 正確ではないですが、この様なことを言ってました。これに比べて今の政治家ときたら…。法隆寺の宮大工に伝わる口伝に「百論を統一できぬものは、謹んで職を辞すべし」と書いてます。まったく、政治家は…。

 今作の難は建築の専門用語が出てきて、そこら辺が分かりづらいです。

 最後に、ものになる人間について彼は「賢くて小器用な人間よりも、すこし鈍感でも誠実な方が良い。得心いくまで物事を突き詰めるからね」と言っています。なんか、ちょっと嬉しい言葉です。

 蛇足
 小さな劇場でしたが、70割以上が埋まっていました。しかし、年齢層が高め…。若い人に見て欲しい作品ですね。
 評価
 ☆×3>感動!
[2012年03月05日23時03分]
お名前: 四角五角
 人気漫画の劇場アニメ版「ベルセルク」を観ました。

 舞台は架空の中世ヨーロッパ。傭兵家業を続ける青年ガッツはとある城攻めで傭兵集団・鷹の団団長のグリフィスに認められ、彼との決闘の結果入団することになる。
 鷹の団はミットランドという国と契約し、連戦連勝の戦闘集団となり国王からの覚えもよく、グリフィスは貴族に列せられる。しかし、それを快く思わない従来の貴族達から反感も同時に受ける。そして、その反感はグリフィスの命を…。

 原作は世界でも人気の作品で、国内でも一度テレビアニメにもなりました。そちらの方は少しだけ見ただけなので評価は出来ませんが、今作品は面白いと言って大丈夫でしょう。原作では扱いが難しい主人公の少年期のエピソードも上手い感じで紹介してました。

 映像的な何を言えばやはりCG。正確にはCGによる彩色と言うのでしょうか。妙に画面や色合いが明るく戦闘シーン等に深みと凄味に物足りなさを感じます。

 キャストですが、こちらもまず不満はないです。これだけの話題作だと例によって声優歴ゼロの人気タレントが起用されるのが最近の風潮ですが、今作品は主人公のガッツと最初に出てきた敵武将以外は皆声優で、観ていて実に気持ちよかったですね。コアなファンが多い作品だけに下手にタレントを起用すると逆に興行成績に悪影響だと思ったのか、スタッフの強い意志の勝利か?何にせよ嬉しい事です。

 蛇足ですが、最初出てきた敵武将役を演じたのがケンドー・コバヤシ。短いシーンでしたがエンディングロールを観るまで気が付きませんでした。多少なりとも経験があるとはいえお見事です。逆に、ガッツ役の岩永洋昭はすぐに声優経験がないことが分かります。 両者の違いは経験だけなのか?なにか他にも発声とか違う気がします。

 今作は3部作の第1作目。この感じなら続編も期待できますね。

 評価
☆×2>余韻に浸れます
[2012年03月05日22時59分]
お名前: 四角五角
「アンダーワールド」を観ました。

 物語は、吸血鬼一族と人狼一族は人の世界の闇で一族の命運をかけて戦っていた。しかし、混合種の存在がこの戦いに終止符を打った。しかし、人類に自分達以外の種族がいる事に気付かれる。人類は自分達の脅威となるこの2つの種族を駆逐する。2つの種族の残党は人類から隠れる様に生きてきた。前の戦いで混合種と恋愛関係になった吸血鬼の女。この夫婦は人類の攻撃によって捕獲され、冬眠状態にされてしまう。何ものかによって覚醒された主人公は眠っていた12年のと経過に驚く…。
 

 どうやらシリーズ物らしい。でも、冒頭にそれまでのあらすじを紹介してくれるので問題はない。そもそも、小難しい物語でもない。むしろ単純。ネタバレにになりますが、人類に捕まった混合種と吸血鬼の夫婦。ありきたりの話で、お腹の中には子供がいて、その子を巡る戦いになる。で、敵は人類だと思っていたけれど、実は人狼達。混合種の遺伝子を使って自分達のパワーアップを図っていたわけです。

 ともかく、すったもんだの戦いがあって、ようやく親子の対面が叶うかと思ったら旦那はどこかに逃げちゃう。

 前情報が無く、単純に吸血鬼退治ものかと持ってみたのですが、内容は吸血鬼と人狼の対決を元にしたただのアクション映画。しかも、ありきたりのCGと微速度映像のオンパレードで目新しいものはなし。吸血鬼と人狼の昔ながらの設定は人狼は銀弾が有効。吸血鬼は日光が苦手だけ。
 主人公の女吸血鬼の衣装はマトリックスのそれと同じ。雰囲気もね。
 
 なんか、本当につまらない。吸血鬼ものというハードルというか期待が高いせいもあるけれど、見た様な演出と衣装。気持ち悪いだけの人狼。
 
 久々に観ていて眠気を覚えました。あと、後悔しました。

 評価
 ★×3>ただ後悔・・・。

[2012年03月05日22時55分]
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