お名前: 広嗣
『ツレがうつになりまして』を観ました。
この映画はツレ(夫)が鬱病になった夫婦をコミカルに描く映画で、同名のエッセイ漫画の映画化です。双極性障害を患う広嗣にとって鬱病は他人ごとではないという意味もあって観てきました。
主演は宮崎あおいで、夫は堺雅人が演じていました。
人生に前向きな筈のツレがある日「死にたい」と口にします。只事ではないと感じた妻の晴さんは、医者に診てもらうように勧めます。診断の結果は、鬱病でした。ツレの場合は、背中が痛いなどの風邪と思えるような身体的な症状が鬱病の別の症状として表れていました。鬱病は精神的な病気なのに、身体的症状で現れることが珍しくないので、ややこしいです。
鬱病は「喪失体験」が発端になると言われています。喪失と言っても、昇進や出産というめでたい筈のことが、意外にも鬱病の発端になることがあるようです。人間は得るものがあれば失うものがあるわけで、その人にとっては大事なものを失うことで鬱病になるわけです。映画のツレの場合は、会社の人員整理を生き残ったことが、喪失体験になったようです。
冒頭に書いたようにこの映画は鬱病になった夫婦をコミカルに描く映画です。その為に途中数回観客席から笑い声が起きていました。それで良いのだと思います。
精神主義的な日本では精神的な病気は、否定的に見られます。しかしバブル経済崩壊後増えていると言われる鬱病は、これから日本の国民病になるのかも知れません。そこまでいかないとしても、風邪のように誰でも罹り得る病気と言われる鬱病は、身近な病気であることは間違いないでしょう。
[2011年10月12日08時19分]
|
|