テーマ:推認

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お名前: そんし
民主党小沢氏が起訴されて記者会見がありましたが、その冒頭の無罪を主張するメモの読み上げの中で「推認」という言葉を多用していたのが気になりました。

「推認」という用語は、法律用語で、弁護士などの法律に携わる仕事をする人はよく使いますが、一般ではあまり使われません。たぶん政治家でも使わないでしょう。

主に民事事件で「推定により認める」という主張をする場合に使う用語です。民事事件では「みなすことができる」場合でも主張が認められることが多いので、証拠は明確ではないけれど、状況などから判断して、正しいとしか考えようがないと主張するときに「推認できる」と主張します。

しかし刑事事件では、推定で事実を判断することは許されませんので、推定を証拠にすることは採用されませんから、「推認」しても有罪無罪の主張をしたことにはなりません。

そのあたりを記者会見では刑事事件なのに民事事件の手法で自己の正当性をアピールしていますので、主張内容が巧妙ですから、あれは全て弁護士が書いたものと思われます。

政治家は主張をアピールするのが仕事ですので、弁護士よりもむしろ専門分野と言えます。一方で弁護士が被告人の弁護をする場合は「いいのがれする」のが仕事になりますので政治家の仕事とは相容れません。

「推認」という用語はまさに、「いいのがれ」をする場合に使う用語であって、完全否定してしまうと、あとで明確な証拠が出てきたときに、「自白の撤回」ができなくなってしまうので、それを予防するときに、断定しないで「推認」しておくわけです。これなら後で完全否定されてしまっても、それまでの証拠で「推認」したにすぎないから、自白したわけではないと「いいのがれ」することが裁判上許されます。相手側が反論しなければ、「推認」は正しいと認められます。

しかし政治家が政治の場で「いいのがれする」ことは許されません。有権者が不信感を持つからです。それなのに下書きを弁護士に書いてもらうようなことをするから、「いいのがれをしようとしている」という悪い印象につながって、印象面で損をしているのだと思います。

そんし

[2011年10月07日06時11分]
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