お名前: 四角五角
そんしさんの指摘を読むと、制作側は少しチェロとか楽団についての下調べというか、設定を甘くいてしまいましたね。河原でチェロを弾くシーンは画面として綺麗だったから、もしかしたらこのシーンを撮りたいが為の主人公のチェリスト設定だったのかもしれませんね。
>映画のダイジェストを観たら、原野で気持ちよさそうにチェロを弾いていましたが、あ
>れはありえない光景です。
ちなみにあのシーンで使ったチェロは主人公が子供の頃に使っていたチェロなので、もしかしたらそれほど大事ではなかったかも…。いや、作品中結構大事なアイテムでしたけどね(^^;)
楽器ネタですが、もう何年も前のベストテンの話です。さだまさしが軽井沢かどこかで野外で生演奏で歌ってくれという番組からの依頼があったそうです。確かその時に使ったギターがさだまさしオリジナルだったかです。で、本番になって霧が出てきました。結果、番組的にはうまくいったのですがこの霧のせいで大事なギターが壊れてしまったそうです。
映画についての追記
笹野貴史さんが良いです。静かに男の心を見せてくれます(T_T)
[2008年10月06日00時43分]
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お名前: そんし
そんなわけで本日サントリーホールのチェロコンサートに行ったところ、天皇皇后両陛下もおいでになりました。なまでみてしまうと、昭和天皇の時もそうでしたが、どうしても、にわか皇室ファンになってしまいます。チェロファン垂涎と書きましたが、今上陛下もチェロをやってますからね。
映画のダイジェストを観たら、原野で気持ちよさそうにチェロを弾いていましたが、あれはありえない光景です。どうしても直射日光の下で弾かなければならなくなったら、プロなら、壊れても惜しくない程度の安物の楽器を買ってきて、それを使うでしょうね。愛器は絶対にそんな場所でケースから出すことはありません。
チェリストは飛行機に乗るときだって、温度や湿度や気圧の変化で楽器が壊れるのを恐れて、チェロ用に一人分のチケットを買って機内に持ち込むくらいですから。
[2008年10月05日23時37分]
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お名前: そんし
「お葬式」以来のこういうたぐいの映画だったので、一度見てみたいと思っていましたが、気に入らないことがひとつ。
クラッシックファンとしては、そこかどの楽団でチェロ奏者として採用される腕があるチェリストが、都内で食っていけないなんて、絶対にあり得ないって思うのですよね。
解散した楽団が、よほどの三流楽団でもないかぎり、というか三流楽団じゃ、もともと食っていけないので、設定外ですから、一流の楽団が解散したという設定のはずです。
クラッシックじゃ食っていけないというのは昔の話で、もちろん今でも、音大を卒業したというだけの自称音楽家じゃあ、なかなか食っていけませんが、フィルハーモニーオーケストラで活躍している人は、トライアングルをチンと叩くだけの人であっても、とにかくものすごく稼いでいます。
楽団で採用された経歴を持つ、というだけで引く手あまたというのがチェリストですから、夢破れて山形に帰るなんて設定は実におかしい。
というわけで、明日はサントリーホールに「チェロ・グランド・コンサート」というのを聴きに行くのです。国内外で活躍するトップチェリストが勢揃いするという、チェロファン垂涎のコンサートです。
[2008年10月04日22時50分]
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お名前: 四角五角
本木雅弘主演でモントリオール国際映画祭グランプリ受賞作品「おくりびと」を観てきました。
物語は楽団でチェリストとして活躍しようとしていた矢先に楽団の解散を告げられた主人公は故郷の山形に妻と帰る。 が、なかなか新しい職が見つからない時に社員募集の記事を見つける。文面を見て旅行会社か何かと思った主人公。しかし、その会社の業務は納棺師。つまりご遺体を棺桶に入れるまでご遺体の世話をする事だった。
妻に隠しながらこの仕事をしていく間に、この仕事にやりがいを見出す。ところが仕事の事が妻にばれた。仕事を変えて欲しいという。
マスコミでの宣伝が今ひとつ大きくない作品ですが、出来映えは私が今年観た映画の中でベスト4に入るものだと思います。映画の内容が内容だけにテーマは重いですが、序盤では軽いユーモアも織り交ぜているのでそれほど肩がこる事はないと思います。でも、持参したハンカチは重くなるでしょう(T_T)この作品で色んな家の葬式が出てきますが、それぞれに特徴があって印象深かったです。
演じる側ですが主演の本木雅弘。どうもホモっぽい容姿に思えるのですが、役者として私はこの人は好きです。なんとも艶のある役者さんでシリアスもコミカルも嫌みがないです。今回の作品でも良い味してましたね。何よりもこの作品の企画を彼自身が10年も温めてきたらしいですからね。
そして、彼の上司役である山崎努。この人も表情からはうかがい知れないなんとも興味深い演技を見せてくれます。他にも吉行和子に笹野貴史と脇をしっかり固めているので安心の布陣。しかし、この映画の印象深いシーンの一つが広末涼子のシーンです。彼女が夫の仕事を知り、転職を求めるシーン。主人公が妻に自分の思いを伝えようとして手を握ろうとするその手を払いのける時に叫びます。「穢わらしい!」と。正直私は広末涼子というキャラクターは好きではないですが、この作品を通して見る彼女の印象は「良い女優」です。
この作品は「死の儀式」を扱った作品。だから「生」もまた描かれています。その「生」を印象づけるシーンがフグの白子を食べるシーンです。妻に先立たれた主人公の上司が妻の死に悲嘆にくれても、それでも腹は減り美味い物はやはり美味い。美味しそうに食べる白子。生きるというのは美味い物を美味く食べる事、食べられる心。単純な事だけれど真理だな〜。
葬式はその国の文化の象徴の一つとも言えるらしい。死に対する考え方とらえ方。この映画のタイトルが「納棺師」ではなく「おくりびと」としたのはつまり、この作品の主人公は実は葬式で死者を送る人で納棺師は語り部に過ぎないからなのではないかと思った。
エンドロールで本木雅弘が納棺師の作業を流します。この絵を見て思ったのは「陰陽師」で野村萬斎が舞を舞うエンドロールを思わせる様式美を感じました。
評価
☆×3>感動!
[2008年10月04日19時26分]
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