記事タイトル:佐世保の事件

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お名前: グーグー
子供たちにあげたいもの
にっこり お日様 
どろんこ はらっぱ
ゼロ戦 とんぼ
よわむし でんでんむし
きょろきょろあまがえる
わんわん わんこ
きらきら光る水流
なかよしともだち 
おすまし地蔵さん
そして のんびりおかあさん

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[2004年06月11日09時18分]
お名前: 広嗣
 人間の社会は、色々な価値観や性格の持ち主が寄り集まってできている集団です。その中で人々は折り合いをつけながら生きています。当たり前のことを訳知り顔に言うなという意見もあるでしょう。しかし、その当たり前のことができなくなっているところに昨今の少年の凶悪犯罪の根本的な原因がある気がします。

 今回のような事件が起きると、お題目のように「命の大切さを教える」という言葉が出てきます。それも結構だけど、結核患者に咳止めの薬を与えたり、癌患者に痛み止めの薬を与えるような対症療法でしかありません。

 四角五角さんが疑問に思っている、何故口喧嘩でも良いから言葉で応じられなかったのかという点については、一言で言えば、幼児期から喧嘩をしたことがなかったのではないかと推測しています。経験していないから、やり方も限度も分からない。ある条件が重なれば、いずれまたどこかで少年の凶悪犯罪が起きることは間違いないでしょう。


[2004年06月11日02時04分]
お名前: 四角五角
今更言うまでもないですが、長崎は佐世保で小6女子が同級生の女子をカッターナイフで殺害するというニュースが連日マスコミで取り上げられている。加害少女が犯行に及んだ理由は「自分のHPで容姿に関して悪口を書かれたから」というものらしい。被害者少女についての記事を読むと、成績優秀なリーダーシップを取る子供で、性格は思ったこをすぐに口に出してしまう子供らしい。また、加害少女は今のクラス環境や周囲に鬱屈したものを抱えていたらしい。何となくこの情報で二人の関係というか、事件に至るまでの経緯が分かったような気がする。思ったことをすぐに口にする人というのは、割合その言葉に対して深い意味を持たない。「江戸っ子は口は悪いが底はない」なんていう類の言葉を聞いたことがあるけれど、まさにこれなのだろう。掲示板でもチャットでも、つい会話感覚で文字を載せてしまう。しかし、文字として書かれた場合、書かれた方はけっこう重く受け止めてしまう。おまけに、驚くほどにネット上というわけではないけれど、汚い言葉を多用しているのには本当に驚きました。
 鬱屈した状態で数度のイヤな自分に対する言葉。これらの要因が重なって最悪な事態を招いてしまったのだ。

 結果として最悪な事件となったことだけれど、この手の事って学生時事代にはままありませんでしたか?運動会の練習中に整列してる時、後ろの奴らがちょっかいを出してきたり、いつまでも前の失敗をちゃかしてきたり等etc。私自身も思い当たることは幾つかありますし、堪忍袋の緒が切れたこともあります。でも、ナイフでどうのという段階までいくことがなかったのは、ナイフを相手に使うことが何を意味するか分かっていたからでしょう。

 何故に今の子供達は極端な行動に出てしまうのだろう?数日前の読売新聞編集手帳で柳田国男の言葉が引用されてました。「言語表現の能力が磨かれるにつれて、人はあまり泣かなくなった」意味するところは言語表現を身につけることで身体表現をする必要性が低下したということ。この言葉を今回の事件に当てはめるならば彼女たちは不満といったものを言語表現で訴える術を持たずに身体表現に訴えてしまったわけになる。何故に加害少女は口喧嘩という形でも良いから言葉で応じられなかったのだろうか?

 さらにこの事件で不思議に思うことは、彼女たちは毎日学校で会っている。だから、そこで掲示板で書かれた事への不満とかを上手く言い出せなかったのだろうか?年に数度しか会わない私らでも文字の向こう側の相手を推察と書けば大げさだが、念頭に置いて文章を書き、言葉が書き足りないところはOFFで聞いてみたりする。毎日会う彼女たちにこうしたコミュニケーションが取れなかったのは彼女たちが幼すぎた為なのだろうか。それとも時代なのだろうか。
 被害者の父親の手記を読んだ。なんとも身につまされる悲しい手記だった。

 なんとも寂しい事件である。
[2004年06月10日23時38分]
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