記事タイトル:世界初の金属活字本(1)

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お名前: 素里奈
一九七二年五月、ユネスコはフランス・パリの国立図書館に所蔵されている『白雲和抄録仏祖直指心体要節(ベクウン ワソロク ブルゾ チクシムチェ ヨジョル)を、世界最初の金属文字として公認した。略して『直指心経(チク ジ シンム キョング)』と呼ばれるこの本は、一三七七年、高麗の禑王(ウワン)の三年に忠清道清州の興徳寺(ホンドクサ)で鋳造した金属活字より七十年も早い。
『直指心経』は,旧韓末に西欧列強が朝鮮半島で角遂戦(李朝最後の王が、日本と合併させられる前後約四年を指す、この時期は西欧に限らず、ロシアの通商筋もソウルの街を闊歩していた「筆者注」。)を繰り広げた時、フランスの手にわたったようで、現在パリの国立図書館に一巻だけ残されており、韓国の学者による精密な研究が難しい状況である。
(折をみて、金を払って韓国に戻せるものなら、交渉してみる必要がある。根拠は、朝鮮半島独自の文字ハングルを遡った時代の文化遺産であると思われる点である。(筆者の独り言)。つづく・・・・

[2004年11月29日18時26分]
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